ニューヨークに到着後からお天気には恵まれていたけどこの日は曇り。雨も降りそうな予報だったので折りたたみ傘を持参。
まずは先日入館できなかったニューヨーク公共図書館行くため地下鉄でマンハッタン中心部へ向う。
その前にtktsでミュージカルのディスカウントチケットを購入してから行こうと立ち寄ったものの、そもそも夜公演のチケットは午後からの販売開始だったので当然オープンしていなかった。
なお、もしチケットを購入していた場合、この後の体調不良で観に行けなかった可能性が高かったので不幸中の幸いだったのかな。
ブライアントパーク
ニューヨーク公共図書館のそばにあるブライアントパーク。
公園内ではたくさんの人がヨガをしていた。調べてみると、この時期は毎年無料のヨガ教室が行われている日があるらしい。
ヨガをやってみたい気持ちはあるんですけど、すでに体のあちこちに痛みがあって及び腰の私。
公園の風景はとてもすがすがしいのに公園そばの通りはなんともいえないクサいにおいが漂っていて気分は台無しに。
訪れた季節にもよるんだろうけど、特にマンハッタン中心部では急に何とも言えない臭いに襲われることが多かった気がする。
ニューヨーク公共図書館
ニューヨーク公共図書館に到着するとシンボルのライオンの像がお迎えしてくれた。
とても凜々しくてかっこいい。ショップではこのライオンのグッズも色々販売されていました。
館内に足を踏み入れると王宮か何かのような造りに圧倒されました。
インスタ映えしそうなスポットも多い。
見てみたかった閲覧室の風景。見学に来た観光客も多いけど、図書館なので席で本を読んだり勉強してる人も多数。
ふと書棚に目をやると日本語タイトル!だったので写真に収めておいた。
地下にはトイレがあるので覚えておくと良いと思います。
図書館を後にして次の目的地のグッゲンハイム美術館にむかう途中、急激に空腹に襲われて何を食べようか考えている時にシェイクシャックを発見しました。
86th Street駅の近くにあったお店。外から地下の店内を見てみるとカウンターテーブルに空きがあり並びもないようだったので食べてみることにした。
マッシュルームのバーガーと迷ったけどここは基本のシャックバーガーとしました。注文の際には名前を言わねばなりません。
どれくらい待つのかな、と考えている内に名前を呼ばれて出てきたのはこちら。
かなりスグに名前を呼ばれたので作り置きだったのかしら?見た目もこう、イマイチな感じに見えるのは私だけでしょうか・・・
といいながらも食べてみるとお味はとってもよくて、普段ランチでお世話になっている某店のそれとは違う次元の美味しさでした。パティはとてもジューシーだしバンズもふんわり。
食べ応えもあってとっても美味しかったのですが、時差ボケで睡眠不足の私の胃腸には少し重たかったかもしれません。
ちなみに、シェイクシャックを出た後しばらく間違った方向に進んでいたのは方向音痴あるあるです。
グッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)
86th Street駅から美術館まではかなり距離があるのですが、さらに道を間違ってしまって小雨の降る中ようやくたどり着きました。何も考えずに行ったんですけど2019年7月に世界遺産に登録されていたんですね。
言わずと知れたフランク・ロイド・ライトの特徴的な建物を上手く写真に収める術もなくとりあえずドンと収めてみたらむぎゅむぎゅしてしまった。
手荷物チェックを受けてから館内に入ります。
この天井や螺旋状の館内を観るだけ、写真を撮るだけだったらチケット購入前に可能かと思われる。
スロープのスタート地点でチケットチェックが行われ、そこから先はチケットがないと入場できない。
入館料は25ドル。日本の美術館と比べるとかなり高い、と感じざるをえないけど展示内容はもちろんのこと、この館内を巡る楽しみもあるので行く価値は大いにあると思う。
最上階の7階では特別展が行われているのと、エレベーターがちょうどやってきたので上から下に観ていくことにした。
特別展は入場制限をかけていてたくさんの人がスロープに並んでいる。30分ほど待つらしいがせっかくなので並んでみることに。
ちなみにこの掲示を見て、「いったい誰の展示に並んでるんやろ?バ、バスクゥィアッツさん??誰なんや・・・」と、英語がダメすぎる私。そう。「バスキア」です。
学芸員の方が私の前にいる二人に何か熱く語っていて、どんなすごい展示なんだろうとワクワクしてました。
そして恥ずかしながらも絵を見てやっと「あ、バスキア!バスキアって読むんだ!」とわかったのです。
写真撮影は自由なので展示されている作品はほとんど写真におさめた。
学芸員の方の力説(?)通りバスキアの展示に引き込まれてしまいしばらくフロアに滞在した。人数制限のおかげでゆったりと鑑賞できたのも良し。
スロープを降りながら鑑賞していると草間彌生の作品も展示されていた。私が観たことのある作品は色に溢れたイメージで、テイストが違うことに少々驚いた。初期の作品でしょうか。
どこを切り取っても絵になる素敵な館内。
こんなに素敵な美術館の中なのですが、実は鑑賞しているうちにどんどん気分が悪くなってしまってスロープの展示は足早に通り過ぎることになってしまます。
何日も寝不足続きだったのも一因なのだろうけど、この空間との相性が悪かったのか平衡感覚を失ってしまったようにフラフラ。ベンチで休みながら下にたどりついた。
下のフロアにはカンディンスキーをはじめ名画のコレクションの数々もあり、これも楽しみだったのだけどフラフラのため駆け足で見ることに。
館内を出て地下鉄駅まで歩いていると少しずつ気分は回復に向かったものの、夜にミュージカルを観に行こうという所までは復活できなかった。
楽しみにしていた美術館で気分を悪くし、楽しみにしていたミュージカルを見逃す、と言うなんとも言えない結果にはなったのですが、またもう一度ニューヨークに行こうと言う動機付けにしたいと思う。
そして美術館内で倒れて病院沙汰にならなかったのも良しとしよう。保険に加入して行ってはいたけどホント倒れなくて良かった。
ミュージカルを見逃した日かつニューヨーク最後の夜。ホテルからの夕景はこんな感じでちょっと切ない感じ。でした。