予約困難!最後の晩餐を観に行ってきました。

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旅ログ

イタリアに行ったら観に行きたいと思っていた、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」。

航空券を購入した時点で予約を取ることができなかったので、観られない前提で旅行のスケジュールを立てていたのですが、諦めきれずに日々予約の空き状況をチェックしていたところ、なんと空きが表示されて予約が取れたのです!

予約が取れたおかげで、想定外の移動が発生して旅程がかなり厳しいものになったのですが、なんとか無事に鑑賞することができました。

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予約方法について

鑑賞するためには必ず予約が必要となっています。予約方法はいくつかあって、一番コストがかからないのは、公式サイトより予約すること。

しかしながら公式サイトからの予約はかなり難易度が高く、予約の枠がオープンされる当日に予約しないとすぐに埋まってしまうみたいなのです!

他の方法としては、代行会社を通して手配してもらうとか、旅行会社が販売しているガイド付きのツアーに申し込む方法があるようです。

以下は、旅行前に参考にしていたサイトで、チケット代金の他に手数料やツアー代金が必要ですが公式サイトに比べると観られる可能性は高まりますので、利用してみるのも良いかと思います。

【チケット予約】

Get Your Guide

アーモイタリア旅行ガイド

【最後の晩餐の鑑賞付きオプショナルツアー】

みゅう

ミラノ市内観光もできるので効率よくまわれますし、安心の日本語ガイド付き。お値段ははりますが、今となればこんな選択肢もありかなと思いました。

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公式サイト(VIVATICKET)での予約について

私は幸運にも公式サイトから予約を取ることができましたので、その時のことを書いておこうと思います。

情報収集に利用していたイタリア政府観光局のサイトに「最後の晩餐」の予約についての案内がありました。

「最後の晩餐」公式サイト予約はこちらから! というリンクがあり、VIVATICKETのサイトに行きます。

公式サイトから予約するメリットは、なんといってもお値段が最安で、1枚12€で購入できること。

予約完了後、アカウントに登録したEmailアドレスにトランザクション番号が届きました。当日はこの番号をチケットオフィスに提示してチケットに引き換えします。

公式サイトから予約する際の問題点は、とにかく空きが無い!空きが無いので予約をしようがない!ということでしょう。

旅行に行くことが決まってから毎日のようにチェックしていたところ、ぽっかり空きが表示されたので、見に行けるかどうかしばらく考えていました。

で、なんとか行けそうかもと思って予約に進んだところ、他の人に先にブッキングされてしまったようで決済に進むことができない、ということがありました。

そうなんです!空きがあったとしても、もたもたしてるとすぐに埋まってしまいますので、空いてたら即予約が鉄則なのです!!!

是非とも事前にVIVATICKETのアカウントを作成しておかれることをおすすめします!!!

1月下旬からほぼ毎日、公式サイトのカレンダーをチェックしていて最終的に予約が取れたのは2月27日!

見に行ける可能性のある日時(3月12日の14:30)だったので、12€捨てる覚悟で予約に進み、無事に決済完了。

この時、すでにトリノの宿を2泊押さえた後だったこともあり、トリノーミラノ間の余計な移動が発生してしまいました(ミラノに3日間ほど滞在していたのに、滞在中には予約が取れなかった)・・・。

なお、これは毎日チェックしていて気付いたのですが、直近の日程に空きが表示されることがちょこちょこありました。旅行会社等の持っている枠が埋まらなかったら解放するのでしょうか?

また、チケットオフィスに直接電話で問い合わせたら予約できた!ということもあるようですので、語学力のある方は試してみる価値はありそうです。

私はなんとか公式サイトからの予約に成功したわけなんですが、時間と労力を費やしてしまったり、余計な移動が発生してしまったり、ムダが多かったことを鑑みると、手数料はかかっても旅行会社のオプショナルツアーや代行会社を利用する価値はあると感じたのでした。

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鑑賞当日の注意点など

当日の注意点です。

トランザクション番号の書かれたメールには、

  • 20分前にチケットカウンターに行ってチケットに引き換えすること
  • キャンセル、変更はできないこと
  • かさばる荷物をもって建物の中に 入ることはできないこと

などの注意書きがありました。

時間に余裕を持っていくことと、スーツケースなどの大きな荷物を持っていかないことがポイントかと思います。

調査不足で失敗したのは、持ち物チェックでペットボトルを没収されてしまったこと。

他の旅行会社の予約ページなどを見てみると、食べ物や飲み物の持ち込みは一切できない、との記載もありました。(トリップアドバイザーのコメントを読んでいると、大きな荷物でなければ預けられるところがあるとコメントされている方がいました。)

そして、チケットに引き換えをしなければならないのですが、チケットオフィスは教会のある建物から少し離れた赤丸のあたりにあったと思います。

私は地下鉄のCadorna駅から徒歩で教会に向かったのですが、10分ほどかかることと、途中で道がわからなくなるポイント(道が放射線状になっているところ)がありましたので、是非とも時間に余裕をもって観に行かれることをお勧めします。

せっかく超難関の予約が取れたのに観られなかった、なんてことになったら悲しいですものね。

教会に行くまでにある「アイスクリーム店Chocolat Milano」、と書かれているところ。こちらのジェラートはとても美味しいので食べてみてくださいね。 私は2回食べました。

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いざ、入場。壁画と対面へ。

当日は予約時間の30分ほど前に到着し、チケットオフィスでチケットを受け取りました。

対応してくださった女性は日本人とわかると、なんと「10分前に入り口の前に」と日本語で案内してくれたのです。すごい!(ピエタ像を観に行った時の男性職員とは大違い)日本からの来られる方もきっと多いのでしょうね。ちょっとした心遣いが嬉しかったです。

予約している人達は早めに来て教会前の広場で待っておられる方が多かったように思います。 もう少し早くきて教会内を見学したら良かったと今になって後悔しております。とにかく早めに行くのがよいですね。

予約した時間の前の人達が建物の中に入られたあと、入り口の前でしばし待機。

10分ほど前になると建物の中に招き入れられ、手荷物のチェックが行われました。

100均のナイロンバッグを開けて中をしっかりチェックされ、ペットボトルは没収・・・。観に行かれる方はお気をつけください。

壁画のある部屋の扉の前あたりで14:30になるまで待機するのですが、そこに行くまでに素晴らしい中庭が見えました。

ガラスが少々茶色がかっていたこともあり不思議な色合いになっています。庭の樹木とあいまって、なんだか南の国にいるみたい。

そして、予約時間の14:30ちょうどに待機していた場所の扉が開かれて、壁画のある部屋へ入室。この時間の管理は驚くほど厳格になされていたと思います。

建物の中は薄暗く、とても厳かで神秘的な空間がひろがっていました。

そしていよいよ壁画との対面です!!!

損傷が激しく数々の苦難を乗り越え、存在していることが奇跡だと言われていますが、その経緯知ると本当に奇跡としか言いようがありませんし、その奇跡の壁画の前に自分がいることも奇跡的で感慨深いです。

テンペラ画の技法で描かれていることもあり、元のダ・ヴィンチの色や線が全く残っていないところもあるとか。

20年に及ぶ修復作業で、描かれた頃の色彩が蘇っているそうです。

淡い色合いがより神秘的にみせているように思いました。

対面にある壁画(キリストの磔刑)も素晴らしい。ジョヴァンニ・ドナト・モントルファーノによるものとのこと。

最後の晩餐と同時代の1495年(!)に制作されたとのことですが、フレスコ画で描かれていることから、美しい色彩が残っています。

15分の時間制限はあっという間で短く感じましたが、25名までという人数制限のおかげでゆったりと、静寂の中で鑑賞でき、とても満足のいくものでした(予約が取れないのが非常に問題ですが) 。

なお、鑑賞後はミュージアムショップの他、綺麗なトイレがありますので、覚えておかれると良いと思います。

これから観に行こうと考えておられる方におかれましては、チケットの予約ができますことを心からお祈りしております。

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