ついにイタリア上陸。マルペンサ空港に到着です。
上海からのフライト時間は12時間。朝7時すぎくらいに到着したでしょうか。
着陸態勢に入る寸前に荷物棚からスーツケースをおろしている人達がいて、関西人以上のせっかちがいると思って見ていたら、さすがにCAにとめられて元に戻されていました。そりゃそーだよね。
しかしながら、その時に気付くべきだったのは、それほどにイミグレーションが混雑していて、関西人以上のせっかちで着陸する前から荷物を準備してでも我先に飛行機を降りたい、と言う気持ちの表れだったということです。
マルペンサ空港、入国審査編。
入国審査の混雑のことなど全く考えがおよばず、ほとんど最後尾に近い席を押さえていた私。トリノ行きのバスの予約も9時でしたので、急ぐこともないし、のんびりと飛行機から降りたのですが・・・
入国審査の手前でビックリ!
信じられない混雑っぷり!大行列!ゴールははるか先ではないか!
激しく混雑しているのに、3人くらいしか審査官がおらず(ちょっと言い過ぎ?)、しかも一人一人チェックに時間がかかっている様子。なかなか前に進みまないのです。
そして、その進まない大行列を横目にEU圏内の人々はささーーっと通過して行くのを見るとうらやましいかぎりでした。
普段は人混みを避けたり、極力並ぶようなところに行かないようにしているので、並んで待つという行為が大変苦痛でした。
入国審査を通過して時計を見ると8時前後だったと思いますので、おそらく30分程度並びにに耐えていたのだと思います。
なお、私の順番がきて、パスポートを出したところスタンプがポン!っと押されて一瞬で終了。このようなところが日本のパスポートが最強と言われるゆえんなのでしょうか。
そして、この並びの次に受けた洗礼は『トイレ』。
たまたまハズレのトイレだったのかもしれませんが、バッグをかけるフックもなく個室は荒れ放題の厳しい状況。Baggage Claimのところのトイレは、今後来ることがあれば使わないようにしようと誓ったのでした(他のフロアのトイレは比較的綺麗でした)。
トリノ行きのバスに乗車
Baggage Claim を通過したら出口へ。バスのマークに従って乗り場に向かいます。バス乗り場からは、ミラノをはじめ各方面行きのバスが出ています。
念のためトリノ行きの乗り場を確認探しておくことにしました。
ミラノ行きのバスは、係の人が大きな声で誘導してくれていてすぐわかったのですが、トリノ行きは特に何もありません。
乗り場を歩いてみたところ、トリノ行きは4番の乗り場で、8時5分発のバスが出発せずに停車しています。
席が空いてたら乗せてくれるかなと思いましたが、満席で乗れなかった中国人の乗客が積んだ荷物を降ろしていたようでしたので諦めました。
8時5分のバスは20分ほど遅れて出発し、乗れなかった中国人の人達はその場で次のバスの到着を待っていましたので、私も待つことに。そのうち予約している人達が続々と集まってきました。
そして、予約した9時5分発のバスが到着。プリントアウトしたチケットを見せて、乗務員がスマホでQRコードを読み取り乗車。座席指定はありませんので空いてる席に着席。
そんなに遅れることはなくすぐに出発したように思います。その後は寝てしまって目が覚めるとトリノ近郊のバス停でした。その間、高速をビュンビュン飛ばしていた気がします。
11時過ぎには終点トリノのバスターミナル(TORINO AUTOSTAZIONE CORSO BOLZANO)に到着。
バスにはトイレが搭載されてなさそうだったことと(実際にトイレは無かった)、飛行機が遅延してバスに乗れなかった時が不安ではあったのですが、結果的にマルペンサ空港⇔トリノ間をスムーズに移動できて良かったと思います。
sademのバスはこちらから予約しました ⇒マルペンサ空港からトリノ行きのバス
片道22€、往復で44€(※2019年3月現在)。
往復で購入する特典は無いようなので、出発前から予約しておく必要はないかなとも思いましたが、睡眠不足と時差ぼけの頭でチケット売り場を探して購入することを考えると、手間が省けたのは良かったのかもしれません。
バスターミナルからホテルへ
マルペンサ空港からのバスが到着したターミナルは、Polta Susa駅の近くにあり、乗り場まで少々歩きますが鉄道や地下鉄に乗り換えできます。
ホテルまでは地下鉄に乗ってしまえばあっという間なのですが、バルセロナの地下鉄でスリにあった苦い経験を持つ私は、ホテルまでは歩くつもりでした。
また、ホテルのチェックインが13:00だったので、散策しながらホテルに向かうとちょうどいい時間になるかなと。
地図をみて予習していた感じでは、大きな通りに出たら左に曲がってまっすぐなので行けるはず!
ところが、方向音痴の私はGoogleMapがないと自分がどっちの方向に進んでいるのか全くわからなくて、完全に逆方向に歩いていたのです。 つながりそうなフリーwi-fiがなくてまさに右も左もわかりません。
方向音痴あるあるなんですが、なぜか自身満々に違った方向に進んでしまうんですよね。ほんとに感心してしまうほどです。
歩けば歩くほど街の中心部から遠ざかっていることを体感し、頭痛が辛くなってきた時に地下鉄のマークを発見しました。
バッグに鍵はかけてるし、パスポートやスマホはおなかに隠してあるので、盗られる物はないはずと判断し、地下鉄に乗ってみることに。
券売機では、1回券、1日券、2日券といった感じで3種類くらいが表示されましたので1日券(4€)を購入。
ちなみに、私がたどり着いた駅はPrincipi d’Acajaと言う駅で、バスターミナル近くのPolta Susa駅から二駅行ったところ。もちろん目的地から遠ざかったところの駅。
地下鉄の行き先はLingotto行きかFermi行きかのどちらかしかありませんので、さすがに迷うこともなく乗車。地下鉄はとても綺麗でこわい雰囲気もなく、さっさと乗っておけば良かったと激しく後悔しました。
そしてPolta Nuova駅に到着。ホテルは駅前の大きな通りの向かいにありましたので、これも迷うことなくたどりつけました。
ホテルにチェックイン
この日予約したのはこちらのホテル。
ユベントススタジアムからの帰りのトラムが停車するPolta Nuova駅至近だったこと、24時間対応のフロントがあることが決め手でした。
マリオットのリワード会員としては、LingottのACホテルにしたかったのですが、駅からの距離が遠そうだったので、帰りが遅くなるのを考慮してやめました。
中に入ってみると小さいながらも明るく小綺麗な内装のロビー。フロントには笑顔の素敵なおじさん。たしかBooking.comから予約していて、チェックインの際は名前を告げてパスポートを見せるだけでOKだった。デポジットとかクレジットカードのオーソリもなく簡単に手続きは終了。
ロビーやフロントは綺麗にリフォームされていますが、階段や廊下を歩くと、かなり年季の入った建物とわかります。
お部屋はどうでしょうか??
天井がとっても高いくてタイル張りの床。
そして窓からの眺望は古い映画でみたことのあるようなノスタルジーにあふれた完全なる異国の風景。
バスルームを見てみましょう。
広々としていて一応バスタブが付いていた。お湯は問題なく出たけど残念ながらバスタブにうまくお湯をためられず。
シャンプーとボディーソープがあったのは助かりました。
トイレの隣にはトイレ(ビデ)つき。
室内のアメニティはナイトウエアをはじめ、お水、ポットなど全く何もありません。
室内の写真撮影をしたところで頭痛がマックス過ぎて力尽きました。
持ってきていたお菓子や機内食の食べきれなかったパンを食べて頭痛薬を飲んで3時間眠ります。浦東国際空港ラウンジのシャワールームからいただいてきた水を持っていて、すぐに薬が飲めて助かった・・・。
3時間後、アラームで目が覚めると頭痛薬が効いて出かけられる状態になっていました。
準備をしてスタジアムに出発です。