※2019年3月の観戦記です。
今回は楽しみにしていたユベントススタジアムでのウディネーゼ戦の現地観戦記です。
2018ワールドカップで躍進したクロアチア代表メンバーのMandžukićに注目していたのがきっかけで、昨秋よりユベントスの試合を観るようになった新参者なので、ユベントスに関することはあまり深くわかっていません。
DAZNでユベントスのゲームを観ている程度なのですが、観ているうちにRonaldo 、Dybala などのスター選手をはじめ、いかついおじさん風選手達にもすっかり魅了されてしまったのです。
サッカーについては、にわかではないつもりですが、あまり深い知識はなく、好きな選手のいるチームを応援するスタイルなので、ミーハー感が強いと思います。
観戦記に加え、ユベントススタジアムへの行き方、入場時の注意点、帰るときに失敗した話などを書き残しておきたいと思います。
※最後の失敗談は自身への戒めで皆さんのお役に立つようなものではありません・・・
ホテルからスタジアムへ行こう
スタジアムはトリノ郊外にありますので中心部からは少々時間を要します。試合開始時刻は20:30からですが余裕をもってホテルを17:00過ぎに出発。
私は地下鉄の1日乗車券(4€)を購入していたので地下鉄とトラムで行ってみることにしました。
まずはホテル最寄りのPolta Nuova駅から地下鉄でBernini駅へ行き、Bernini駅で下車してスタジアム行きのトラムに乗り換えます。
改札を出て右手の出口を上がるとスポーツ施設のような建物があって、建物を通り過ぎた先にトラムの乗り場があり、スタジアムに向うと思われる人たちが集まっていました。
試合のある日に試合開始時刻の2時間前から運行されるという『9/』のトラムに乗るはずだったのですが、やってきたのは『9/』のバス。集まっていたユベンティーニ風の人たちが乗り込みましたので私も乗車。
それから30分くらいは乗車。けっこう時間がかかるんだなという感じです。目印のとんがり(?)が見えた時には、ちょっと感動的でした。
バスを降りたのはこんな感じのところ。
帰りのトラムの乗り場はバスを降りた場所付近にあったのだと思うのですが、この時はよくわからず。早くスタジアムの中に入りたい一心で確認を怠ってしまった・・・。
スタジアムへ入場しよう
バスに乗っていた人達にくっついて入場口に向かい、最初にたどりついたGのゲートに並んで係員にチケットを見せると『あなたのゲートはKだからここから右側に5分くらい歩いて。ショッピングモールの先。』って感じで、入場できませんでした。
そういえばチケットにはゲートが書かれていて、今いるGのゲートからは遠い感じ。
スタジアムはコンパクトながら楕円形の外苑の所を歩かされるため、ものすごい距離があって到底5分では歩くことはできませんでした。
歩いても歩いてもKのゲートにたどりつけず。途中EかDのあたりで係員にKのゲートを尋ねたら、まだまだ先だよって感じで言われました。
19時過ぎにスタジアムに到着していて余裕だったはずなのですが想像以上に時間を要してしまい、ようやくKに到着。
ゲートで係員にチケットとパスポートを見せて、チケットの名前と一致しているか確認が行われました。パスポートが必要だったのはこの時1度だけ。
係員のチェックが終わったらチケットをスキャンしてゲートを通過。先に進むと次はセキュリティチェック。飛行機に搭乗する時のように、荷物やスマホをカゴにおいてゲートを通る必要があります。
※このようなセキュリティチェックもあるので持ち物は必要最小限にしていくのが良いと思います。デジタルカメラとモバイルバッテリーは問題になりませんでした。なお、念のため食べ物とペットボトルは持たずに入場しました。
※チケットは、https://www.ticketone.it/にて購入し、自宅でプリントアウトしていったものを提示しました。
セキュリティチェックを通過したらようやくスタジアム内に入場。すぐにでも自分の席に着席したかったのですが、トイレがあったので先に行っておくことに。この時利用した1階席のトイレは割と綺麗だったのですが、後日、2階席のトイレを利用した際は汚れていて水が流れないなど辛い状態でした(なぜかティッシュだけはしっかり補充されていていた)。
そしてスタンドに足を踏み入れると・・・
DAZNで見ていた光景が目の前に!!
時間はすでに20時頃で練習が始まっていました。
キックオフ!観戦を楽しもう!!
座席を探して着席してみると、前から3列目の席はさすがに近い!です。
帰国後にDAZNで観てみると、荷物を入れていた100均ナイロンバッグがちらりと移っていて、あそこにいたんだなという感じでした。
こんなに近くで観戦するのはカンプノウスタジアム以来。近くで観れたらいいってもんではないですが、至近距離にワールドクラスのプレーヤー達がいるなんて、まるで夢のようです。
が、ここで、夢は覚めます。
なぜなら、スターティングメンバーにいるはずの主力選手がいないのです!!
私が最も観たいと思っていた主力選手達の多くが控え(泣)・・・
日本を出国してからSNSをチェックするタイミングもなく、この時はじめてスターティングメンバーを把握。
前節でレッドカードをもらった Pjanićが出場できないことは承知しており、それだけでも残念な気分だったのですが、Mandžukić、Ronald、Dybala、Chiellini、Bonucciが控えでベンチ・・・。
ショックに打ちひしがれる私ですが、CLの大一番に備えての温存ですから仕方ありません。
選手紹介がはじまってユベントスの選手の名前が呼ばれるわけですが、にわかの私は番号と名前が一致してなく名前を呼ぶことができない選手が数人いて、不完全燃焼となります・・・
そしてInno della Juve 。
スタジアムにいるユベンティーニは全員歌っているくらいの感じですが、私はサビの部分しか歌えません。でも、とても感動的でした!
選手入場からのセリエAアンセム。これもDAZNで見ている光景。
興奮冷めやらぬままいよいよキックオフ!!
ゲームが始まると、あっというまにKeanがゴール!を決めてしまう。あまりにもあっという間の出来事で、写真を撮ることもできませんでした。
その後、しばらくしてBarzagli が負傷してプレーが中断。予期せぬ交代でBonucciがイン。
その時にピッチサイドに水を飲みにきたAlex Sandro。
子供たちの一生懸命の呼びかけに手をあげてこたえてくれてました。とてもいい人。
ウディネーゼの選手にお水あげてました。
前半は左サイドを走るAlex Sandro が最も至近距離で見れました。
ミーハーとしては、コーナーキックやフリーキック時のBernardeschi の良い顔を写真におさめたかったのですが、主に背中の写真多数で1枚も良い写真は撮れていませんでした。残念です。
前半も終わりにさしかかった頃にKeanの2点目のゴール!すごい!
そしてハーフタイムになると観ている人達がスタンド最前列にやってきて、控えメンバーがアップしている姿を観ていました。
ズームレンズ付きのコンデジで MandžukićやDybala、Chielliniがアップしているところを写真におさめてみたのですが、やはりコンデジではブレブレでうまく撮れてませんでした。
Mandžukićはこわい顔の写真ばかりだった・・・。
後半にKeanとの交代でトップチームデビューを飾ったNicolussi Caviglia。自分で撮影したこの写真を見て即ファンになりました。
Dybala。
ハーフタイムの時の写真にRonaldは写ってなかったのですがアップしてなかったのかなと気になりました。
そして後半に入ると、Keanが倒されて獲得したPKをEmre Canが決め、さらには Matuidiのゴール!ユベントスってこんなに得点するチームだったかしら??そもそもイタリアのサッカー=塩試合のイメージです。
ゴールを決めてすぐにMatuidiがベンチにさがりDybalaの登場!!
残念ながらDybalaのゴールはありませんでしたが、プレーする姿を観ることができて嬉しかったです。
後半は、右サイドにいたCaceresの写真がたくさん撮れてました。
頼れる守護神Szczęsny。
最後のほうで軽く失点してしまいましたが頼もしい限りでした。
この日唯一まともにRonaldをとらえることのできた写真。
そしてダンディなアッレグリ監督。
主力を温存したユベントスが快勝。Inno della Juveが流れ、選手達がゴール裏に!
はじめてのユベントススタジアムは本当に最高!でした。
スタジアムからホテルに帰ろう(家に帰るまでが遠足・・・)
夢のような時間はあっという間に終わりホテルに帰らねばなららいのですが、以下は他の皆さんのためにならない私自身の失敗談となります。
試合が終わったのは22:30くらいでしょうか。
入場した時のゲートから外に出たと思うのですが、すぐそばで水を売ってるおじさんがいたので1本購入して、トラム乗り場のあると思われる方向に向かいました。
その道すがら、露店というか屋台が出ていてパニーニなんかを売ってるんですが、ホテルで頭痛薬を飲んで寝てから食べる時間が一切無かったので、何か食べようとハンバーガーを買ってみることにしたのです。
もう、この時の私には、ハンバーガー食ってる場合じゃなくて、さっさと帰りのトラム乗り場を探しなさいと言ってやりたいですが、12時間のフライトの後にトリノの街で迷子になり、さらにスタジアムで体力を使い果たしたあとだったので、正確な判断もできなかったのかなと思います。
で、ハンバーガーのことですがお値段は5€とお高い感じながらも特大。ふわっとしたバンズでパティとトマトをはさんでいて食べてみると妙に美味しいのです。バンズもパティも温められていて想像以上の美味しさ。やっぱり美食の街だからでしょうか。
お店の前に出されていたカウンターテーブルで美味しさをかみしめていたのですが、帰りのトラムが試合終了後45分間、だった気がしたのでお行儀悪くも食べながら歩くことに。
この時すでに23時頃だったと思います。
スタジアムに来た時もそうだったのですが、入場したKのゲートはバスを降りたところからかなり遠くて、方向音痴すぎる私はもときた所に戻れず。
乗り場がわからずウロウロしているうちに40分くらい経過。トラムは無理っぽい感じになった時に、バス停の前でバスを待っているような人だかりを発見し惑わされてしまい、そこでバスが来るのを待ってみることにしました。
しかしながら待てども待てども何も来ない・・・23:30くらいになってしまったのですが本当にバスはやってくるのでしょうか・・・?
バス停の前の道路を渡ってゆく人たちがいたので、私も行ってみると、タクシー乗り場のようでした。が、タクシーも来る気配がない。
もとのバス停に戻ってみると、ついにバスがやってきたようなんですが、満席で乗れなかったのか10人ほどを残し扉が閉められてしまった。もちろん私も乗車できず。
(冷静に考えてみると行先もよくわからないバスに乗ろうとしていた自分の行動が信じられません・・・。)
もしかしてタクシーにも乗れず、野宿?歩き?絶望的な状況。
このとき思い出したのはダウンロードし忘れた配車アプリ(※イタリアではタクシー乗り場以外でタクシーに乗車できないという記事がありました。)
『MY TAXI』というアプリをダウンロードして支払い方法にペイパルを紐付けて、と、道路沿いを歩きながらアプリの設定をしていたところ、なんと、目の前にタクシー停車!!
神様はいたのです。
が、あまり現金を持ってこなかったことを思い出し、『今お金がないんだけど、ホテルに帰ったらある』と、無い英語力で必死に訴えたところ、乗せてくれた!!泊まってるホテルもわかってもらえた!!
これでホテルに帰れると安堵しました。乗せてくれたタクシーのおじさん、本当にありがとう!!
イタリアに到着したその日にスタジアムに行くなんて、四十路の老体にはちょっと無理があるなと思っていたのですが、ホントに無理でした。
スタジアムへの行き帰りに時間を要することと、スタジアムの中に入るまでにものすごく歩いて体力消耗してしまったことが計算外だったということもあります。
1日早くトリノに到着してたら前日にスタジアムツアーを兼ねて下見に行くことができて万全だったなと思います。
こんなふうに1日目に大失敗をかました私ですが、ホテルの部屋で熱いお湯でシャワーできた時は本当にほっとしたのでした。